宮崎インバウンド隊!〜What brought you to Miyazaki?〜

宮崎を訪れた外国人に質問しまくって記録してます。

訪日外国人向けインバウンド支援のあり方〜デービッド・アトキンソン氏 特別講演会を受けて〜

こんにちは!Asukaです〜☆

 

めっちゃ夏!

宮崎、めっちゃ夏ー!!

 

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ピクニックが気持ち良い季節になりました♡

 

Aoiが以前ラオスで、

川のそばで寝そべるカフェを紹介していましたが…

宮崎ってそーゆーのめっちゃ相性いいですよね!

 

長い休暇とって、ゆったりバカンス。

何もしない贅沢…

 

AOSHIMA BEACH PARKが、少し実現させてるかな?

www.aoshimabeachpark.com

プレオープンしたようですね!

 

遊びにい〜こおっと。

 

 

ということで。

本日は、昨年の今頃聞きに行った「デービッド・アトキンソン氏 特別講演会」について。

 

日本の訪日外国人向けインバウンドのあり方を提示されていて、非常に的を得てらっしゃいます。改めて確認する意味も込めて…

 

以下記載します!

 

 

 

まず!

 

デービッドさんとは…

intergate.info

イギリス出身で、アクセンチュアの前身企業に勤められ、ゴールドマンサックスでアナリストをされた後、

小西美術工藝社という日本の文化財修復を行っていらっしゃる会社で社長をされています。

インバウンドの活動をしている人なら一読したことがあるであろう「新・観光立国論」の著者。

デービッド・アトキンソン 新・観光立国論 | デービッド アトキンソン |本 | 通販 | Amazon



♡♥♡ほいで、Asukaの経歴(改めて)と考え方♡♥♡

元々私は、東京の商業施設で、道や場所、アートのご案内係。

また、海外不動産投資家さんなどに対し、歴史や建築、アートなど街の詳細をご案内するタウンツアーアテンダントを行っていました。

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冬には日本人向けイルミネーションツアーも有料で行っていました。


ツアーは、いずれも大体1時間程度なのですが、ただの道案内と違って、1時間も一緒にいると自然に人間関係が構築されることが私は大好きでした。

関係性の構築の結果、その後の繋がりができたり。準備していたちょっとしたサプライズが、倍の喜びになったり。(もちろんその逆もある)

そんなヒトとヒトとの化学反応が生まれることが、喜びでした。

当時重要視していたのが、『ホスピタリティ』と『相手軸』

どれだけ相手の立場に立ち、思いやりをもって、おせっかいと言われるくらいの対応ができるか…それが基本の軸にありました。だからこそ、リピーターの方が生まれたり、何か+αのリアクションがあったりする…と、身を持って体験していました。


そんなこんなな日々を終え、宮崎に戻り。

神話のおもしろさ、伝統芸能や食、自然の豊かさに触れ…また、串間の留学生モニターツアーに同行させていただいたり、日南のクルーズ船の通訳ボランティアを通して

「Asuka、インバウンド事業をしたい!できるはずだ!」
参照:こちらの記事 と思うようになったのであります。


♡♥♡♡♥♡♡♥♡♡♥♡♡♥♡♡♥♡



しかーし!

デービッド氏、そんなAsukaのマインド&考えの緩さをどっかーんと打ち砕くご意見を最初から投げられました。


「日本人の観光立国として不十分な条件

1.おもてなし
2. 治安
3. 公共交通機関のダイヤの正確さ です。」


はふ?


な…なななんと。


私があれほど、重要だと思っていた、
「OMOTENASSSHI、オモテナシ♪」がワースト1位になっているではないか!!!!!

滝川クリステ◎のあのにこやかなプレゼンはなんだったんだ!!!!!あのときの感動はいずこ!!!!



氏いわく
(注意:Asuka解釈語でとてもカジュアルな表現になってます)


おもてなしおもてなし、って日本人ゴリ押ししすぎー!日本人だって、人が温かいから~っつって海外旅行する?ちがくない?めっちゃすごい自然とかさ、文化財とか食とかさ。そーゆーがっちりしたコンテンツをさ、観たい、体験したいっつって行くでしょ?

おもてなし~言われて、海外旅行の大きな動機付けにはならないYO!!!フランスって、世界一の観光立国だけど、おもてなし最悪なんだよ。

治安とかダイヤの件だって同じ理由だよ~。そこを発信してもなんの魅力も感じないよ~。


とのことであった。(●´ω`●)



た、確かに。


認めたくないけど、そうだね。おもてなしが強固なフックになって、海外旅行いったことないわ。

 

確かにね、そうだね。相手軸、って言われてたのに、押し付けだったのかな、、、確かにな。。うん。うん。でもでも~ぉほぉ~実際リピーターいたしぃ~ん~~~。


そんな複雑な想いを抱えつつ、進むプレゼン。





日本の観光は、


・多様性が必要なのだ!

=昼夜問わず、春夏秋冬問わず、受け身のものから体験できるものまで、バラエティに富んで楽しめるコンテンツ作りが必要。例えば…夜のバー。夏のビーチ、冬のスキー。文化財ツアーから海川でのアクティビティなどなど先方がカスタマイズできる状況を作る。ホテルだってそう。多様な層に即したホテルを作るべき。

・もっと数字にこだわるのだ!


=観光は産業である。もっともっとお金を落とさせるモデルに変化すべし。より遠くの国から誘致し、長期滞在型へとシフトさせる。必然的に単価は上がる。そして、実績ができれば、この意識は地域住民にも必然的に波及する。


文化財を整備するのだ!

=説明文が安易すぎる。「何々の絵が書いてあります~」じゃなくって、「こういう意味でこの絵が書かれてます。」っていう日本文化の背景説明するべし。お子様でもわかるくらいに!ほいで、そーゆーの案内人付ける形にして、ツアー形式にしたら単価もあげられる。で、早朝からやるーとかしちゃえば、前日宿泊もする。


・発信はデータに基づきピンポイントでやるのだ!

=今は、どの国のどの属性の人に発信するか、定めることができる時代。相手の属性を知り、ニーズに合った発信をすべき。ほやっと、いいとこだよ~いい人いるよ~じゃ、どこの誰にも響かない。



とのことで、あっという間に、シンプルでわかりやすいデービッド氏のプレゼンは終わりました。


ふぬぬん。



確かに。

実際にご案内している時に、国によっては丁寧さが邪魔をするときもあった。もっと早く端的に言って!って。日本人でもそう感じる人もいるよね。親切でなく、余計なお世話。ただただ不快。

だからこそ、相手が重視するものは何か、知る必要があるんだね。それも、想像や体験じゃなく。数字に基づいた強固な根拠

その上で、ターゲットを定め、適当な情報を、適切なタイミングで発信する。実際にお客様と対応するときにも、相手の要望に合わせカスタマイズできる状況を作り、あくまでも相手が欲する情報や環境を提供する。お金を必然的に落とすプランの構築は、最低限組み込んでおく。


それこそ観光立国として継続的に発展し得る、ホントのホスピタリティであり、相手軸なんだなぁ。とおもたん。

なんか、ダイレクトマーケティングってそうゆうことを言うんだよね?そうだよね?マーケテイングよくわかんないけど!大事だねーマーケテイングって!ほんと。






そして思いましたわ。



全ては、恋愛と一緒だわねホント、と。


トーカー(押し付け)と熱愛(ニーズの一致)は紙一重だし。


大好きな人(相手国)のことを調べまくって調べまくって~、 その上で足フェチ(歴史が浅い国ゆえに、文化財に興味を持つ)とかを見つけて~、 私(日本)って足めっちゃ綺麗なんだよ~(こんな寺とか神社あるよ~)って伝えて~、 自分(日本)の方来てもらって~、

私の足(日本の寺や神社)実際に観てもらうんだけど、単純に見せるんじゃなくって~、 こんな努力してきたんですよ~って話して(歴史をお伝えして)お見せして~。

はぁ~そんなすごいんだ!ってもっと私の足(日本の寺とか神社)が魅力的に見えるよね。



なんか、そんな感じなんじゃないかって。



だからね、私は、


まずは大好きな人を1人に定めようじゃないか! そして徹底的に調べあげてやろうじゃないかっ!!!と思いましたわ。データって大事ね。えぇ。 


そんな素敵な夜でしたYO!( ^ω^ )♥ 



あとね、最後にね、やっぱりね。



人としての思いやりや温かさは、忘れたくないなぁ
。とも思った夜でしたよ( ^ω^ )♥ちゃんちゃん。

 

 

▶ということで、今出来る限り…

リアルな数字を集めております。

 

きっと、これからも色んなことがあるかとは思いますが、

宮崎インバウンド隊の1人として、

私なりのインバウンドのカタチを探しだしたいと思いますー♡

 

いえぇえええーーーーい!

「その場所、電車でも行ける?」オーストラリアからようこそ!エルヴィンさん

こんにちは!宮崎インバウンド隊、Aoiです。

 

さぁ、今回の旅人はオーストラリアから!どうやら到着したその日にお花見参戦することになったようですが・・・?<SPECIAL THANKS☆Coming館さん>でお届けします。

 


-今日はお疲れの所ありがとうございます、自己紹介をお願いします。

Elvin Kennedyです。オーストラリアのWollongong(ウォロンゴン)出身。2ヶ月半の長期休暇のうち、2ヶ月は日本に滞在するよ。

 

 

-キター!長期滞在!!どんなルートで宮崎へ来てくれたの?

僕は今、オーストラリアのキャンベラに住んで、プログラマとして仕事してる。そこから、

キャンベラ→ウォロンゴン(実家に立ち寄り、飼ってる2羽のウサギにも会いに♡)→シドニー→大阪→京都→三重(伊勢)→神戸→姫路→香川(高松)→愛媛(松山)→鹿児島→宮崎→長崎→広島→岐阜(飛騨高山)→新潟→秋田→青森→北海道(函館・札幌)→岩手→東京→・・・こんな感じかな。東京のあとは未定!

高松では琴平に行ったり、鹿児島では砂むし温泉行ったり。直島や豊島にも行ったよ。岩手では、リンゴ農家さんの所にお邪魔する予定だよ。

 


-おお、ガッチリとした旅程!アートの島、直島にも。日本に2ヶ月とのことだけど、どうやって回るの?

JAPANレールパスを使って回るよ!僕は9週間滞在するから、有効期限3週間のパスを、3枚買ったね。

 

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九州に来るのは初めて。宮崎では青島神社に行ったね。岩の形も面白かった(鬼の洗濯岩)し、珍しいよね。それ以外には…Coming館主催のお花見へ、天神山公園に行ったくらいかな。Happy kidnapping(笑)だったよ。

 

JAPAN RAIL PASSとは? | ジャパン・レール・パス | JAPAN RAIL PASS

 


-パスはどこで買ったの?日本で?

オーストラリアで注文しておいて、空港で交換する形で購入したよ。昔は入国前に買わなきゃだったんだけど、今は入国後でも買えるよね。その場合は高くなるけどね。前もって買ってた方が良い。

 

 

-21日間で¥59,350かぁ。これってどう?

リーズナブルだし、便利だよ。新幹線も使えるし(※一部路線除く)、既に払ってるからチケットをいちいち買う必要もないし、快適だよね。

 

 

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JAPANレールパス。リーズナブルに日本中回れるということで訪日外国人旅行客に人気

 


-初めて来た宮崎の印象、どんな感じ?

自然の雰囲気がすごくいい感じだし、人もいいよね!
僕は、リーズナブルに旅ができそうな場所で考えてて。で、airbnbのめっちゃ良さそうな宿(Coming館)を見付けてここを宿に選んだんだ。住人たち含め、ほんとにたくさんの人達がお互い知り合いなのにびっくりしたよ!これって宮崎の特徴なのかな?笑

 

ICカードが駅で使えなかったり、青島駅には誰もスタッフいなかったりもするんだね。(※無人駅のため)今日は香港からの旅行者が青島駅ですごく困ってて。スタッフはいないし乗車方法どうしたらいいの?って。僕はネットがあるから、ちょっと助けてあげられたよ。

 


-おお、さすが!スマホどうやって使ってるの?ルーターとか?

 SAKURA Mobileっていうのを申し込んだよ。SIMカードさして、スマホを使ってる。キャリアはdocomoみたいだね。

 


-どんな感じ??おいくらくらい?

 

 

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Sakura Mobileからの配送メール。最大10GB、基本料金¥7,000と、滞在日数×¥50。配送費が無料、15%のデータ使用量がスプリングキャンペーンでオマケになってます

 

ネットで探して選んだよ。61日間の使用、データ通信のみの10GBプランで申し込んだ。 SIMカードは、空港の郵便局でパスポート提示して受け取れるの。ネット無いと地図見れないし、迷うよね。(笑)
違う方向から来ると、来たことあるはずなのに気付かなかったりするし。

 


-どうやって旅先決めてる?ガイドブックとか持ってきてるのかな。

ガイドブックは持ってきてない。そこまで細かく調べてきたわけじゃないから、WEBサイト見て調べてるよ。Trip advisor見たり、Japan-Guide.com見たり。
Trip advisorには、行くべき場所2位が科学技術館になってるね。どこ行くのが良いかな?

 


-おお・・・。電車の旅なら、ぜひもっと南側にも行ってみて欲しいなぁ。

 

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エルヴィンさん@鵜戸神宮。写真を送ってきてくれました

 

 Aoi余談:インタビューの途中、エルヴィンさんと一緒に鵜戸神宮飫肥へ電車とバスを使って行くプランを立てましたが、当日大雨のため帰りの電車が遅延飫肥駅で電車待ちすることに。

「これは遅延なのか運休なのか?」とエルヴィンさんからヘルプの電話が入り、事情を説明するために駅員さんとの遠隔通訳をする、というハプニングも。ここでも多言語対応が必要になってくるな、と感じました。

 


-何か宮崎のもの食べた?
いや、特には…。昨日のお花見でのBBQは美味しかったね。お昼はマクドナルドに行って食べた。笑 高松で会った友だちに、「宮崎と言えばチキン南蛮!」って言われてるから食べてみたいんだけど。

 


-じゃあちょっと私オススメのチキン南蛮が食べられるお店に行こうか!

 

 

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クレイトンハウスに場所を移して、急遽晩御飯。エルヴィンさんはスタンダード、Aoiは豆板醤テイストの辛い方をチョイス。シェアして楽しくお喋り^^

 


-あれっ、そう言えばエルヴィンさんお財布は?手ぶらだけど…

オーストラリアでは、基本的に支払いはカード決済ができるの。日本で言う、suica決済みたいな感じで。カードはスマホと持ち歩いてる。だからお札だけ持ち歩く。日本は技術がすごく進んでるのに、ここは適応してないんだね。

 

 

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 エルヴィンさんのスマホ

 

-うわー、スマート。お財布もういらないね…。ところで、何か買い物はした?

 特にお土産は買ってないね、バッグもそんなに大きくないし。買うとしたらポストカードくらいかな。

 

 

-身軽に旅を楽しむ感じだね。今日は本当にありがとう。最後に、英語で一言メッセージをお願いします。明日は南側エリア楽しんでね~!

 

youtu.be

 


【Aoi後記】
JAPANレールパスを使ってくまなく日本を楽しむ予定のエルヴィンさん。そんな中宮崎に立ち寄ったとのことで、「そこは電車で行けるの?」という質問が何度か出てきました。宮崎に来るまでも、関西エリアはワンデイ・トリップ(日帰り旅行)で大阪を軸に京都や神戸などどんどん回ったとのこと。


「車窓からの風景を見れるのも良い」とのコメントで、JAPANレールパスを使った旅人たちへの最適なルート、コネクトの仕方を今一度見直す必要があるな・・・と感じました。


また、オーストラリアは決済システムがゴリゴリに進んでいる、という点も今回学んだ点。チキン南蛮を食べに、日本円をポケットに突っ込んで準備をする姿が印象的でした。キャッシュレスでささっと決済してしまえる気軽さは、旅でお金を遣うタイミングで活きてきますよね。
参考:http://www.apca.com.au/

 

 チキン南蛮を食べて帰りの車内では、「人生一度きりだから、思いっきり生きるのが良いよね」「長期休暇があるから仕事がんばれるよね」などなど、いろんな話で盛り上がりました。

インタビューをすると、その旅人さんの生き方も見えてくるから、とっても興味深い。貴重な旅の時間を遣ってくれてありがとう、エルヴィンさん!

続く旅も楽しんでね~♪

 

Posted by. Aoi at Miyazaki inbound squad

タイで知り合い、五ヶ瀬についてきちゃいました!!笑顔がチャーミングな香港のBingさん♡

宮崎インバウンド隊Akkoがお届けします♪

またまた五ヶ瀬町宮﨑茶房さんにて素敵な出逢いがあったのでご紹介いたします!!

 

前回の五ヶ瀬でのインタビュー記事はこちら↓

miyazakiiinbound01.hateblo.jp

 

今回は旅行者・・・ではなく、俗にいう、旅人です!!

実は五ヶ瀬町、世界中から季節労働といわれる旅人が多く訪れ、(そのまま定住・・・ということもある)

「旅人が旅を終わらせる場所」なんてネーミングをつけたくらい不思議なパワーのある場所なのです♪

 

香港出身のBingさんは、タイのシャンバラまつり(シャンバラまつり Shambhara in your heart festival)と呼ばれる大きな音楽イベントで五ヶ瀬町のお茶農家に茶摘みシーズンになるとやってくる旅人の一人、てっちゃんに会い、

五ヶ瀬の話を聞いて魅力を感じてきてくれたという!!!!!!!!!!!

面白そうだからついてきた・・・的なw

旅人ならよくあることなのか・・・?素敵な人生です。

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現在世界中を旅しているBingさんですが、30年ほど前、アメリカにいた頃に3年間シンガポールやマレーシアと貿易関係のお仕事をされていたこともあるそう。10年間コスタリカでヒッピーが集まるところで暮らしたり・・・

とにかくわたしたちが想像できる人生という枠を超えまくっている方でした。

 

数日間京都へ桜をみに行き、また宮崎県五ヶ瀬町に戻ってくる!!とおっしゃっていました。日本を満喫してくださいね~♪

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てっちゃん!!素敵な出逢いをありがとう♪

あなたの人生も今度インタビューさせてください!

 

posted by 五ヶ瀬町在住 宮崎インバウンド隊 Akko

持ち物は地図と笑顔、THE・ヒッチハイカー!!バカンスの国、フランスのラフィーさん

こんにちは!桜の開花時期に雨、あめ、AME。お花見時期のツンデレな天気にちょっと「おこ」なAoiです。春の桜、日本のインバウンドのキーになってますよね。

 

今回はフランス・アヌシーからお越しの旅人さんへ突撃インタビュー!
何と2回目の宮崎訪問ということで、根掘り葉掘り聞いてきました!

 


-2回目の宮崎訪問ということで、再びようこそ!自己紹介をお願いします。


フランスのannecy(アヌシー)から来ました、BARET RAPHAËLです。ニックネームはラフィーです。パティシエの資格を持ってて、まだまだ考え中ですが、夢は日本でお店を開くことです。

 

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 Coming館オーナー戸越さんのお母様と、収穫のお手伝いをしたそうです

 


-今回の旅のルートはどんな感じで来てくれたんですか?


フランスからバスでジュネーブに移動、そこから飛行機。フランス→ジュネーブカタール→羽田→宮崎→神戸→ニュージーランド、ですね。skyscannerで、片道450ユーロだったよ。

 


-日本円で約5万円…!お得!バスでジュネーブまで行ける距離なんだね!?

うん、50kmくらいだからね。アヌシーはスイスの近くで、山がたくさんある5万人くらいの街。国内外の観光客がたくさん来るよ。

 


-そうなのかぁ。日本へは結構来てる?


実は日本に来たのは3回目で。初来日は2008年、高校卒業後すぐですね。友人がおじさんに会いに行くのに一緒に行った感じで、2週間ほど旅をしました。その時は、東京、大阪、兵庫、奈良を回ったよ。

 


-10年近く前から来てくれてたんだ~。

そうですね。ぼくはアニメと漫画がすごく好きで。「君の名は。」最高だった!!!大学2年生の時に、9ヶ月間、甲南大学に留学をしました。その後3ヶ月間、日本を旅しましたね。

 

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 キリリ

 


-その時に宮崎にも来てくれた感じ?


そうそう。6月~8月まで旅してたんだけど、3ヶ月間のうち、だいたい2ヶ月は宮崎のComing館にステイしてたよ。その時のルートは沖縄(2週間)→鹿児島市(2日)→鹿児島の桜島(2日)→鹿屋(4日)→青島(1日)→宮崎市(2ヶ月)→大阪(2日)→帰国、って流れかな。


ちなみに、沖縄では2週間、ヒッチハイクとテント生活。桜島宮崎市に到達するまでもぜーんぶヒッチハイクだったよ。


桜島では、偶然であった人にゲストハウス案内してもらって、鹿屋ではアーティストのおじちゃんのお家に4日間泊めてもらいました。「やねだん」っていう名前を覚えてる。

 

ヒッチハイクめっちゃ楽しそう。鹿児島や青島では観光とかもしたの?


その時期は梅雨だったから大雨で、ゆっくりできなかったんだよね。梅雨の時期はちょっと大変だよね!青島神社には行ったよ。


-ああ、ドンピシャ梅雨の時期だものね…。ところで、Coming館に宿泊するのは2回目との事だけど、どんな経緯で辿り着いたの?


平和台公園を散歩してた時に出逢った女性の方がとても親切で、Coming館まで連れてきてくれたんだよ。もうすっごく気に入っちゃって、2ヶ月間滞在しちゃった。


-えー!まさかのご案内…!


そうそう。いやー、すっごく居心地がよくて。Coming館の住人もみんないい人たちばっかりだし。宮崎って人がすごく良いよね。のんびりしてて、適当(=てげてげ)な感じ。その時は、住人の2人と3人て、「庭の草取り選手権」やって、僕が優勝してラーメンをご馳走してもらった。実は今回も草取りやったんだよ。

 

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ご飯の後の書道タイム

 

-めっちゃ褒めてくれて嬉しい~!今回の草取りも自発的に自然にやるなんて、ほんとにComing館に帰ってくる、って感じなんだね。逆に宮崎でうーん、って思うことはある?

 

 

うーん・・・。(Aoi注:ここでかなり考えてました)特に無いかなー。強いて言えば、僕は通信を全部フリーWi-Fi使ってやってるから、それがないと困る。日本語もボキャブラリがあまりないから、時々コミュニケーションも困る時もあるけど、分かんない時は「オススメはなんですか?」って聞くから大丈夫!
基本的に歩くから、バスや電車も使わないしね。


この前、書家の黒蛇君と着物に雪駄で歩いてイオンモール宮崎まで行って、帰りはヒッチハイクで帰ってきたよ。

 

 

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特別出演:書家の黒蛇さん


-かなり目立っただろうね!(笑)ヒッチハイクで帰ってくるてなかなか聞いたことないわ。なるほどね~。ガイドブックとか見たりする?

 

見ないね。WEBも見ない。空港についたら、僕はまず地図をもらう。そこから考える感じかな。赴くままに~って感じ!

 


-おお、これぞ旅人・・・!SNSとかTVとかはどんなの見たり使ったりするの?


フランスでは、NOLIFEっていう日本文化についての番組が400チャンネルくらいあるものがあるんだけど、それは観るね。Japan in Motionっていう日本の情報発信番組もあるんだよ。

あとよく使うのは、facebookpinterestinstagram、snapchatとかかな。twitterはあんまり使わないね。

 

-なるほどね~!


僕は、ノープランな旅が好き。あと、宮崎のComing館が本当に大好き。Coming館なくなったら、宮崎来ないかも、って言うくらい。笑

 

-そこまで愛されるゲストハウス、凄いなぁ…。もはや「家」みたいな感じなんだね。
今回は3週間弱滞在ということで、のんびりゆったり宮崎を楽しんでね!一言、フランス語と日本語でメッセージをお願いします!

 

youtu.be

 

youtu.be


◆Aoi所感
幸運にもお会い出来た、フランスからのロングステイ(長期滞在)の旅人さん。まさにバカンスを満喫する感じの、風の吹くままにゆったりした旅の行程が印象的です。

歴史的にみても、フランスは長期休暇を本当に大切にしてきた、休暇先進国。

◎フランスの取組・施策
 数週間にも渡る長期休暇と言うと、日本ではあまり馴染みがありませんが、フランスでは、労働者の権利として毎年長期休暇が付与されています。フランスは休暇先進国であり、既に1930年代には全ての労働者が毎年連続2週間の有給休暇を付与される、通称「バカンス法(正式名称:マティニョン法)」と呼ばれる法律が定められていました。それ以後、有給休暇の付与日数は時代を追うごとに増え、1982年に現在の水準である年5週間の有給休暇が付与されるよう定められました。

参考:http://wwwa.cao.go.jp/wlb/e-mailmagazine/backnumber/010/index.html

 

現在、年間の法定有給休暇は1年のうち5週間。これだけあれば、セカセカ慌てず急がず、休暇明けのしんどさを妄想せず、本当にリフレッシュできるよね…。自分も家族も大事にする、だから日々を楽しく生きられる。


中途半端なプレミアムフライデーを導入するくらいなら、本気で長期休暇に関する法律を制定してくれ、と切に願います。疲れきった脳からは楽しい発想も生まれない。


今回のインタビューの中で、宮崎インバウンドに必要だと感じたのは、


1.長期滞在するのに居心地の良い環境づくり 
2.私達日本人の余暇への意識改革 

 

の2点。


居心地の良い環境を提供されているComing館のようなスポットが、もっと宮崎に増え、旅人が長くいるために必要なものが手に入る環境があれば…。ぼーっと読書でもしながら時間の流れを感じられる、都心のような大混雑とは無縁の宮崎、ポテンシャル高いじゃん!バカンスにぴったりでは?


そして、日本にも有給休暇が付与されるとは言え、小刻みにとる人の方がが多いと思います。まるっと2週間あったとしても、本当にそれで心底リフレッシュできてるのかどうか?逆に旅行行って疲れてないか?「旅」に対する考え方や基準を、視点を変えて眺めてみる必要があります。


日常を手放し、頭空っぽにして自分を取り戻せる、そんな旅先としての宮崎。自分たちの知ってる地元だけが宮崎じゃない、ということを知ることのできたインタビューでした。ラフィーさん、Je vous remercie beaucoup!

小林の農家民泊研修へ潜入!そして温泉郷へ~北きりしまを感じて~

おのれスギ花粉…!!!

みなさまこんにちは。花粉症で悶絶している宮崎インバウンド隊のAoiがお送りいたします。

 

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道の駅ゆ~ぱるのじりで買った大福。モチモチウマー

 

今回は、Aoi&Asukaが最近入り浸りがち(笑)な、畑の宿 づのかんぽ(オーナー:Yasuyoさん)で、北きりしま田舎物語推進協議会の農家民泊部会研修が行われるとの情報をキャッチ!Yasuyoさん、いつもありがとうございます。

 

 

Aoiの前情報によるイメージは、北きりしま田舎物語は修学旅行生などの団体を受け入れるキャパシティを持った、横の繋がりががっちりしている農家民泊団体、というもの。現在140名の受け入れが可能なんだそうです。受け入れ可能件数は何と45件!

 


3桁規模でガッと受け入れられるキャパ、しかもそれが地域に密着したものって、なかなか無いのでは?

 


しかも今回の講師は野菜ソムリエYasuyoさん、『野菜ソムリエによる野菜を美味しく食べる講座』ですって…!?

 


行かねば

 

ということで、朝イチで車を走らせて向かったのでした。

 

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素敵なキャッチコピー

 

 

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おお、ジャケットがオレンジ・・・!いかにも部会、という感じです。
それにしても、こんなに人数がしっかり集まるんだ…団結力がすでにすごい雰囲気!

 

 

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おいしい和紅茶と今日のレジュメ

 

 

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ハイビスカスジャムとブルーベリージャム、梨のドライフルーツを添えて(Aoiの大好物)

 

 

 

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今回の講座は、「雨の日のアクティビティにいつも困ってる」という受け入れ先の皆さんからの要望を受けて実現したものとのこと。「なぜ旬のお野菜を食べるのがよいことなの?」ということをベースに、Yasuyoさんがいつも行っている畑ツアーの紹介を口頭で。雨の日でも傘をさしつつ畑を楽しめるものなんだそうです。



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づのかんぽの畑。ニホンミツバチが来ていました

 

春夏秋冬の旬野菜の特徴や、野菜の切り方で変わってくる、美味しい野菜の選び方などなど。

 


春野菜は苦味が強いものが多いが、デトックス効果がある。

夏野菜、例えばきゅうりは栄養が無い無いと言われがちだけど、塩分調整してくれるカリウムがたっぷり入っている!etc...


「きゅうりって栄養無いんでしょ」などと言われがちですが、とんでもない!!!一側面だけ見て判断することの愚かさを感じた講義タイムなのでした。

 

 

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しっかり学んだ後は、みんなでカレー作り!

 

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どどんっ

 

 

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羽釜と呼ばれる釜で炊いたご飯。お、美味しそう…

 

 

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大根や人参は切り方で味が変わる!「えー!すごいー!」と嬌声があがります

 

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ドライフルーツでお茶を準備。Yasuyoさん、ドライフルーツも作ってらっしゃるんです。最高に美味しい。

 

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お花がかわいい

 

 

 

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みなさんの素早いチームワークにより、あっ!?という間に完成!お野菜たっぷりカレー。長ネギにセロリやしいたけ、さつまいもなどがたっぷり。

 


「カレーといえば人参じゃがいも玉ねぎお肉」の固定観念をブチ壊す最強に美味しいカレーでした!

 

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今回の参加者は23名、事務局の方や受け入れ農家の方とお話してきました。

 

 

ある農家さんでは、外国人の個人客が英語で問い合わせしてくる事が昨年と比べて増えているとか。細かい部分のコミュニケーションがなかなか難しいらしいのだそう。

 

 

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ハイビスカスティー。すっぱ美味しい

 

今後、インバウンドを軸にしたいというお声もあり、このエネルギーはぜひ世界に感じていただきたい!と強く思ったのでした。

 

まだ見ぬ世界を体験したい「ひと」と、現地の「ひと」を繋ぐ。
そしてそれには、ガイド育成が不可欠。
「事実」と「想い」をある意味冷静に分けて、『適切に』相手に伝えるのは母国語でも難しかったりするところ。
ぶっちゃけAoiもだいぶ感情や想いが入ることが多くてドン引かれることもしばしばなんです。だって好きなんだもん。


旅人が何を求めてきてるのか、何にグッと来るのか、独りよがりでないコーディネートとは…?を改めて考えるきっかけとなりました。

 

 

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ここまで来たら、京町温泉郷まで行くっきゃない!とスイッチが入り、更に西へと車を走らせてきました。

 

 

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京町観光ホテル

 

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立ち寄り湯で400円也。効果もたくさんなのにこのお値段…!タオルは別売り200円。足を伸ばしてぼーーーっと癒やされました。

 

 

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無人駅…!!!千と◯◯の◯隠しみたいな雰囲気やな…と。味わい深い。個人的にはかなり興味深かったです。

 

 

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スタンド・バイ・ミーできちゃうんじゃないの

 

 

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駅前でにっこり田の神さぁ軍団。田の神さぁは街の至る所にあるということで、探してみるのも面白いかもしれません。それにしてもいい笑顔。

 

 田の神さぁ:田の神は、冬は山の神となり、春は里におりて田の神となって田を守り、豊作をもたらすと信じられています。(中略)田の神のことを、地元では「田の神さあ(タノカンサア)」と呼んでいます。えびの市内には約150体の田の神が残されています。

「田の神さぁ」ってなに? - 宮崎県 えびの市観光協会

 

 

 

京町温泉郷、いたるところに温泉施設がありました。時間が限られていた為、すべて見切れなかった事が無念…。北きりしま田舎物語の方に教えて頂いた白鳥温泉など、まだまだ見どころはたくさんありそうです。

 

shiratori-onsen.com


宮崎インバウンド隊、これからも宮崎の東西南北を駆け回ります!

リアルJapanを世界に発信したいっちゃが。~WHO AM I④~

お待たせいたしましたぁ!!!!!!!

みなさんお待ちかねっ、宮崎インバウンド隊最後の一人、

実は四児の母のAkkoの自己紹介記事です♪(ん~きっと誰か待っていてくれたハズ!笑)

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現在、熊本県との県境、宮崎県五ヶ瀬町五ヶ瀬町地域おこし協力隊として活動しているわたしは、東京生まれ、東京育ち・・・両親の実家も東京です。

子どものときから様々なことに興味を持つ好奇心旺盛なチーター(動物占い/個性心理学)♪ 遊園地でリオのカーニバルのお姉さんについていくのが好きでした笑

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4歳から14年間クラシックバレエを習い、舞台に立つことが日常・・・高校も音楽学校のバレエ科でした♪ちなみに妹夫婦は現役バレエダンサーで東京を中心に活躍しています!!(近いうちに宮崎にも公演に来てもらうう予定です♪乞うご期待!!)

http://chika-ballet.com

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小学生の時電車で乗り合わせた英語ペラペラな日本人を見かけたり、海外のバレエの先生の通訳をしている先生がかっこよく・・・あんな風に英語を話せるようになりたい!と思ったのが英語に興味を思ったきっかけでした。

念願叶って16歳でアメリカコロラド州へ初ホームステイし、高校はアリゾナ州、大学はネバダ州へ♪高校時代のホームステイ先は歯医者さんの家庭や、小学校の先生で馬が五頭いるような家庭だったり、校長先生の家だったり…異日常だらけの日々!!

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ネバダ州にある世界で最も美しい湖にも選ばれているタホ湖)

米大には「人間が生まれてから死ぬまでのこころと身体の成長」を学ぶ学部があり、心理学、スピーチコミュニケーション、幼児教育・・・等、授業はハードでしたが充実していて楽しかったです!!大学にある保育園でバイトしたり、刑務官の方のお子さんのベビージッターしたりしてました。アメリカの刑務所に入ったことあるってなかなかレアでしょ!?

21歳でアメリカで長男を出産し、帰国後は東京で子ども&親子向け英会話教室をしていました。まもなく10歳になる長男。あれからもう10年も経つのね・・・

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(東京で教室をしていた当時)

年子ボーイズ、双子ガールズ育児に奮闘しながら、かわいい生徒たちに囲まれ幸せな時間でした♪

そして、大きな選択をした2016年春。

よりよい暮らし、生き方を求めてこころのままに九州移住を決意。

移住後4日後に地震。家も仕事も決まっていない、住所不定で被災・・・。

そんな怒涛の日々も、たくさんの方に支えていただき、家族6人+1匹(アメリカからつれて帰ってきた大型犬がいます♪)今日も九州の真ん中で元気に過ごしております!

 

たくさんのご縁があって今のわたしがいます。

あの時あの場であの話をしなければ・・・の連続で今があります。

 

そしてこの宮崎インバウンド隊が集まったのも奇跡♪

「宮崎の、そして、日本の魅力をもっとたくさんの人に感じてほしい!!!」

そんな想いで集まったわたしたち4人はそれぞれの活動を加速させるためにもこの地に訪れる方の生の声をお届けします!

 

正直、リアルをお届けするって時間がかかります。手間もかかります。

でも、やっぱりこだわりたいリアルなんです。

わたしたち一人ひとりが目の前の方にインタビューし、大切な想いをシェアしていただき、少しずつですがここに形として残していきます!!

 

Thank you for your support♪

Love Always,

宮崎インバウンド隊 Akko

 

<海外現地インバウンドレポ>ラオス 古都ルアンパバーン編 ~桃源郷はここにあり~

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ສະບາຍດີ!!(こんにちは)

 

毎度おなじみ、宮崎インバウンド隊のAoiです。


実は今年に入ってすぐの1月末、夫と東南アジアのラオス人民民主共和国へ行って参り

ました。5カ国に囲まれど真ん中に位置しており、海の無い内陸の国ですね。

 

 

実は私、ラオスの現地企業で働いていたことがあるんです。

 

 

 

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ピーマイ・ラオ(ラオス旧正月)のバーシーという儀式 

 

きっかけは、19歳の時の初渡航先で「住める」と思ったから。そして時を経て社会人になり、ASEANでもLDC(後進開発途上国)三国の一つでもあり、海外企業の進出・誘致が盛んである(と言われている)ラオスに行くなら今だ!」

 

 

と、思ったからなんです。2015年に、AEC(ASEAN共同体。EUみたいな感じの、モノ・ヒト・サービスの自由化による域内経済化活性をはかるもの)が設立されるというタイミングで行かねば!と思ったのもあります。

 

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 最高に美味いビエンチャン(首都)のミー・コープ(あんかけかた焼きそば)


ラオスってどこ?」

 

「いったい何があるの?」

 

「聞いたこと無い。え、LA(ロス)?

 

 

耳にタコができるほど言われ続けたこれらのセリフ。実はラオスルアンパバーンという世界遺産都市をもち、バックパッカーが溢れかえる観光地とでもあるのです。

2015年には、またもや英国の旅行雑誌Wanderlustの旅行者投票で「最高の都市」としてトラベルアワードNo.1に輝くという数度目の快挙を達成しました。都市部門でルアンパバーンを見ないことがあるのか?と言うくらい人気です。

参考URL:Laos: Luang Prabang and beyond | Destinations | Wanderlust

 

 

 

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今回、宮崎インバウンド隊の一員として、旅人目線で改めてラオスを見た結果をシェアさせていただきたいと思います。

 

 

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すべて語るとラオスブログになってしまいますので、「インバウンド対応はどんな感じ?」に焦点を絞りお送りしたいと思います。

 


ラオスDEインバウンド!①多言語化?え、アタリマエじゃないの?

 

 

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こちら、メコン川沿いの寝そべりカフェUTOPIA

 

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 特別出演:Kenshiro


メコン川を眺め、木々のざわめきを感じながら、ごろりと寝そべってビールでも飲みながらぼんやりするのが最の高、なまさにUTOPIA(=桃源郷)な場所です。

 

 

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メニューは当然のごとく英語。ベジタリアンにも配慮された作りになっています。これなら安心してオーダーできますね。
朝イチで行ったら、キャッキャとはしゃぐ韓国人ギャル3人組と穏やかで素敵なヨーロピアン(多分)夫婦くらいしかおらず、大変のんびりすることができました。

 

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夕方もう一度行ってみたら、この川沿いの席は超満席。旅人の 憩いの場となっています。

 


多言語アタリマエ~の例、パート2。

 

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乾季にのみ架けられるこの橋、渡ってみようぜ!と行ってみたところ……

 

 

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この橋が、雨季を除いて6ヶ月間しか出現しない理由が、英語とフランス語でもしっかり書かれています。通行料5000キープ(約70円※2017年3月6日時点)の行方は、「橋の維持費」「この橋をつくってくれたラオス人家族への微々たるお給料」なんだそうで。旅人もふむ、と納得して渡れます。最後の、「ありがとう、ルアンパバーンを楽しんで」の一文も良いですね。

 

 

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めちゃめちゃギイギイいいます。川の流れは意外とはやい


日本だったらここまで詳しくちゃんと背景まで書くかな?と思ってしまいました。

 


シギシきしむ橋にヒェー!超楽しい!!となりつつ到着したら

 

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鳥の親子や猫が出迎えてくれました。

 

 

 

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「日常」を感じる、穏やかな空気。ラオスだなぁ、と感じるひとときでした。

 


多言語アタリマエ~、パート3!

 

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こちらの川沿いの素敵なカフェ。かなりロケーションの素敵な場所なんですが、

 

 

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何と4言語にわたり、「この場所に敬意を払って、静けさや自然の音をお楽しみください。大声で話したり、携帯電話を使わないでください」というような丁寧な注意書き。

 

 

カフェ側の意図もこれなら伝わりやすい。何を楽しんでほしいのか、なにはやってほしくないのか。いろんな旅人が来る中でWin-Winの関係を心地よく実現させるための、これぞオモテナシじゃないの?と思いました。書き方も柔らかく丁寧なこちらのカフェ。多言語対応の本領発揮です。

 

 

 

ラオスDEインバウンド!②Wi-Fi?普通に飛んでるよ~


今回、スマホを持っているとどうしてもfacebookやLINEやメールが気になってしまってソワソワするのが目に見えていたため、現地SIMを買わないと決めてラオス入りしました。

 

そこで重要になってくるのが、そう、Wi-Fi

 

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初日の宿@ビエンチャンラオスの首都。ルアンパバーンではありません

 


アタリマエのように飛んでます。一発目に宿泊したこちらのラオス首都・ビエンチャンのお宿、Wi-Fiのスピードが爆速すぎて、初海外の夫のハードルを一気に引き上げてしまい、その後慣れるまで少し大変だったようです。笑 (「めっちゃ速いやん、うちと変わらんやん」と興奮していました)

※注:場所によりけりですが、ラオスのインターネット事情、遅いところはものすごく遅いです。雨季になるとネットが繋がりづらい…なぜなら雨季だから…という現象も発生しがち。ただ、ここの宿は信じられないくらい速く安定していました。

 

 

 

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天気が良ければ外で朝ごはん。濃い緑、きれいな庭、ゆったりとした時間、贅沢。

 

 

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こちらはルアンパバーンで外国人観光客に大人気のレストランCOCONUT GARDENWi-Fiパスワードの紙。「Wi-Fiミーボー?(Wi-Fiはありますか?)」と尋ねると、店員さんが持ってきてくれます。
たまに繋がらなかったり("Sorry madam, Wi-Fi is not working now..."と謝られたりする)遅かったりするけれど、ともあれ準備はできているのです。

SIMが手軽に買える様になったとは言え、やはりWi-Fiの準備は必須です。

 

 

ラオスDEインバウンド!③ここでしか、あなたとしか、経験できないことを。



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ゲストハウス裏の朝市の様子

 

今回、ガイド付きツアーをどうしても経験してみたくて、H.I.Sさんに飛び込みました。こちらのワガママな要望をしっかり聞いてくれて、丁寧に対応してくれたスタッフさん。

 数パターン提示された後、湖にも行きたい…でもメコン川クルージングも良い…うーーん・・・

 


夫「…クルージングがいい」

 

 


ラオスの夫、「メコン川クルーズ、帰りは船上ランチ」のシチュエーションにグッときた様で、半日ツアーを選択しました。旅程は下記の通り。

 

 


クルージング出発→バーン・サンハイ(酒造りの村)観光→パーク・ウー洞窟観光→帰路の船上でランチ

 

 

 

ラオス人の日本語ガイド付き。送迎付きなので、ゲストハウスまでお迎えに来てくれました。ガイドさんは、モン族というラオス少数民族出身のYさん。笑顔が素敵な元気なガイドさんです。

 

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船はこんな感じ。お茶か珈琲が9:00~11:00まで無料。

 

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私達だけではなく、他のツアー会社経由で申し込んできた同乗者の旅人たち。日本人はどうやら我々のみ。

 

 

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え、ヤギ?

 

 

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スンッ…

 


「ヤギは水が大嫌いですよ~」と補足してくれるYさん。まな板の上の鯉ならぬ、船の上のヤギ…。ぴくりとも動いてませんでした。

 

 

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ここぞとばかりに、ラオスのインバウンド事情について質問しまくるAoi。

 

下記のようなことがわかりました。


ラオスでは通訳ガイドの資格取得は難関で、一度取ったら終わりではなく更新必須。
ただ観光ガイドが出来るだけではなく、「ASEANとは?」「ラオスの伝統的な踊りのこのポーズは何を表現している?」「人工呼吸や救助方法は?」etc...文化・歴史から実務まですべてを網羅していなくてはならない。


・日本からの観光客は割と多い。最近ではイタリア語を喋れるラオス人は重宝されている。

 

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 川べりで遊ぶ子どもたち


話の中で、モン族の風習についても教えてくれました。精霊信仰のことや、結婚観など、聞けば聞くほどえー!と興味深い話ばかり。現地ガイドさんとのやり取りで、一番楽しいのはココ。その土地ならではの話を現地の人と交流しつつ聴けるのが、旅の醍醐味。

 

 

まずはバーン・サンハイ村。お酒造りの村、と呼ばれています。
お酒を作っている世帯はどんどん減っていっており、今では10件位しかないとのこと。

男性が力仕事をしている間に、待機している女性も何かやろうということで、織物を作っていたり販売しているのも同時に見ることができます。

 

 

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こんな感じでズラリ。ラオラオと呼ばれるラオス焼酎が並びます。試飲もできちゃう。

 

 

 

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どうやって作るのか、というのももちろん英語で説明が。ラオスのお酒は各家庭で味が違ったりするのですが、平気で40度くらい軽く越えますので、飲めや歌えやの現地の宴会では特に注意が必要です。

 

 

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こちらは試飲も有料のお酒。ガイドさんがいないと、完全にスルーしてただろうな…。象の局部(!)が漬け込んであるものや、サソリetc...。

滋養強壮にバツグンに良さそうなお酒が並んでおりました。地元からしたら普通のお酒なんでしょうが、旅人としては興味津々。こういうのがウケるんだよな~。

 

 

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お次はいよいよパーク・ウー洞窟。

 

 

 

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パーク・ウー洞窟

 


いろんなブッダが居るけど、意味があるの?という質問にも完璧に回答してくれるYさん。

 

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曜日ごとに、どんな意味があるのか表現されているとのこと。

例えば、手を上げてまぁまぁ、としているようにみえるブッダは「月曜日、諍いを止める」ブッダ
ラオス人の名前には、生まれた曜日の言葉が入ってたりもします。

 

 

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洞窟の上から見える景色…落っこちそうでちょっとドキドキしつつ。

 

 

 

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  上の方にも道があります。結構な距離の階段をひたすら登る、登る

 

 

 

ひとしきり歩いたら、あっという間に帰る時間。

 お腹もぺこぺこ。ラオス料理、メコン川の上でいただきま~す!

 

 

 

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カイ・ペーンと呼ばれるルアンパバーンの海苔と、サイ・ウアというルアンパバーンのソーセージ。できたてが美味しいんです。「ビアラオ(ラオスのビール)頼む?どうする?」と話し合いが…完全におつまみの味。

 ※お詫び※データの破損及び当時の空腹により、メインディッシュの「ラープ」の写真が掲載出来ないことを深くお詫び申し上げます。サラダと鶏or牛or豚orアヒルor魚を和えたサラダで、最高にご飯が進みます。 

 

 

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う~ん、、満足。

 

 

 

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 記念に1枚パチリ★ラオスの挨拶のポーズです。

 

 

◆ほかでも無いここで、あなたと。原石を磨くということ

ルアンパバンのこの通り、どこもかしこもツアー会社なんです。

飛び込みOK、どんな旅をお好みで?とヒヤリングを行いながら提案してくれます。基本的には英語メインですが、日本語話者スタッフ在籍のところも。

 

元は、メコン川だって変哲のない「川」だったはずなんです。托鉢をするお坊さんたちだって、「いつもの」日常を送っているだけ。

それらを磨き上げ、ツアーコンテンツとして昇華しているからこそ今がある、ということを改めて感じました。

 

 


ラオスDEインバウンド!④やっぱり基本は…

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笑顔でしょ(^▽^)

 

 

写真は、ルアンパバンで宿泊したラオルロッジのフロントのお兄さん。

 

 

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どんな質問や要望にもとにかく笑顔で一旦聞いていました。
ラオスの公用言語はラオス語ですのが、ここルアンパバーンに来る旅人は、もちろんラオス語が分からない人がほとんどです。
英語でコミュニケーションとれないと商売になりません。

 

 

「発音下手だし、間違うと恥ずかしいしィ…(モジモジ)」とかやってる場合じゃないのです。

 

 

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僧侶による早朝の托鉢は、アイドルの出待ちさながらに観光客がズラリ。フラッシュは絶対にたいてはいけません

 


ランドリーサービスはいくらから?とか、早朝托鉢のイチオシポイントはどこ?とか、そういった質問にもしっかり応えてくれました。with 笑顔。
フランス人と思しき妙齢のご夫婦が一生懸命質問しているのにも、丁寧に対応していました。

 

 

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フランス語なので細かい部分はわかりませんが、恐らく「素晴らしいサービス」についてのTripadvisorからの認定証のようです

 

多少の不便はありつつも、笑顔とまた来てね、の一言で、次に繋がっていくものを感じました。

 

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◆レポまとめ◆

■その弾ける笑顔は、誰に向けたものか?


日本…特に宮崎に帰ってきて、対日本人のお客様だと弾けるような笑顔で接客していたのに、相手が外国人になった途端に引きつる笑顔、泳ぐ視線、曖昧なリアクションで逃げ腰の方を死ぬほど見てきました。

 

そのたびに、お互いわかり合おうとする土俵から降りちゃダメだな、と強く感じます。

 

 

「わからないから、マナーが悪いから」

 

「言葉も通じない、なんか怖い」

 

見えない自分自身にかかったブロックが、態度に出ていることも往々にしてあるのではないか。


私も、外国籍の友人に「日本人は、フレンドリーに心の扉を開けているように見えて、奥の部屋までは絶対に入れてくれない、よく分からなさがある」と指摘されたことがあり、ドキッとした瞬間があります。

 

 

文化的背景の違いはもちろんがあると知りつつ、その上でどういったコミュニケーションを取っていくかという心構えひとつだと思うのです。選択権はいつだって自分にある。

 


あなたの目の前にいるその訪日外国人観光客が、

 

「何かを求めて時間とお金を遣って、そこに来ているということ」

 

「わたしたちにとって、唯一無二の"ココ"に来てくれたゲストであるということ」

 

という【事実】としてまず向き合えたら、意識も対応も変わってくるのではないかなぁ、と。


「今」街にやってくる旅人たちをだいじにする=「未来」の自分たちを、街をだいじにする 


多種多様な人々が行き交うルアンパバンの風景を眺めて、そう感じました。

 

 

そのためのバックアップを、わたしたちインバウンド隊ができれば!と思いながら、これからも発信し続けていきます☆

 

 

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 ラオスに興味のある方、ぜひAoiとお話しましょう♡

※本記事の情報は2017年1月時点のものです。渡航前は最新情報のものをご確認ください☆