宮崎インバウンド隊!〜What brought you to Miyazaki?〜

宮崎を訪れた外国人に質問しまくって記録してます。

そこにあるストーリーをどう伝えるのか。〜不思議なエネルギーを感じる場所、日向市大御神社へ行ってきました!〜

HELLO☻Asukaです!

 

冬らしくなってきましたねー!とはいっても、日中は太陽の当たる場所を歩くと汗ばむちゃんです(;・∀・)YES,宮崎クオリティ!

 

先日、トライアスロンワールドカップでイタリアチームのサポートをさせていただきました。英語で!

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どーん!大会は娘も一緒に☻

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男子メンバーは3、4位に入賞!

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彼らのインスタでめちゃくちゃ宮崎の様子をシェアしてくれてました♥

 

通訳やアテンドを通して、宮崎のスポーツインフラのポテンシャルを含め、インバウンドのあり方を改めて学べる時間でした♪

 

クレジットカードもっと対応してくれたら、もっと宮崎の経済に繋がるのにぃ〜〜〜〜〜というもどかしさも感じたり。ベジタリアン対応のニーズの高さや整備不足も感じました。

 

やっぱり「こうしていきましょう!」と伝えるだけでなく、自分自身が現場で受け入れをするって大事ですね!

 

自分がどんなインバウンドをやりたいかも整理できましたー☻

 

さて!

 

今回情報をお届けするのは、なんとも不思議なチカラをひしひしと感じた神社。日向市「大御神社」でございます!☆

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大御神社は伊勢の源流ともいわれ、地元の方には「日向のお伊勢さん」として親しまれています。文化庁の指定する登録有形文化財にも認定されているんですよ。

 

この日は贅沢にも、宮司さんに直にアテンドいただきました!

 

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宮司さん「僕はね、ある時から毎朝海で禊を始めたんだよ。雨の日も風の日も、どんなに寒いときでも休まずね。

 

そんなある日。風邪気味で体調が悪かったんだけど、禊をしていた。すると、海の向こうから、白い龍が空に向かって登っていくのが見えたんだ。」

 

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▲昇り龍が見えたという海

 

宮司さん「そこからいろんな不思議なことが起こるんだよ。」

 

元々、現在の敷地の半分以下だった大御神社。現在砂利がひかれている広々としたエリアは、竹やぶだったそうです。

 

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しかし、竹やぶの手前にあった門がシロアリの影響で木が腐ります。

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▲奥に見えるのが正門。手前で雪が積もっているのが木が腐り、取り壊されることになる該当の門

 

そこで、平成15年9月。

 

地元の業者の手助けを受け、現在の状態に切り拓くのです。

 

そして見つかったのが…

 

まず「日本最大級のさざれ石」です。

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日本国歌にもでてくる「さざれ石」。門川町に在住の日本地質学会員の先生がさざれ石であることを発見されたそうです。

 

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そして、このさざれ石の横をみると。

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お!階段のようなものが。切り拓いた後に作ったものではなく、元々この状態だったそうです。

 

宮司さん「きっと人々が昔ここで祈りを捧げていたんでしょう。今のように電気がない時代、暗闇の中の自然の猛威はみんなに強い強い恐怖を与えていたはず。

 

何も情報がないなか暗闇で雷がなっている、想像してみてください。きっと祈ることが全てだったのではないだろうか。」

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そして、数年後。

 

また新たな不思議な石が発見されます。

 

それがこちら。

 

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 通称ドラゴンボールと呼ばれている、水に浸かった丸い石。

 

宮司さん「ここはね、元々泥で埋まってたんだよ。でも雨が降ってちょっと中が見えて。綺麗にしてみたらば、これがでてきたの。

 

いろんな意見を学者の方々には言われてる。

 

一人の人は、これは自然に作られた偶然の産物だという。

一人の人は、母の胎内を表しているんじゃないか。

 

一人の人は、この内側には鱗のような文様がある。そして、鬼門となるところにこの玉子状の石が置かれている。龍神信仰の現れじゃないか、と。

 

確かにね、この水たまりの右側にはしっぽのように鱗っぽい模様がついたしっぽが続いているんですよ。」

 

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なんて不思議なんでしょう。

 

当時の人がどんな想いで作ったのか、それとも偶然生まれたのか。

 

どちらにせよ、とても神秘的です。

 

宮司さん「じゃあ、最後に洞窟のほうにいきましょう。こちらにも龍神信仰の名残が見つかったんですよ。」

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3分ほど歩いて着く洞窟の奥には、祠が鎮座しています。

直ぐ側に海の波の大きな音がするはずですが、中に入るととっても静か。どこかホッとする空間です。

 

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宮司さん「ここはね、人が掘ったんじゃないかって言われてるんです。じゃないとこんな岩の形にはならないんじゃないかと。

 

時々、ここに眠りに来る人もいらっしゃるんですよ。すっきりされて帰られるんです。

 

さあ祠まで来て、手前で後ろを振り返ってみてください。」

 

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わーーーーーーーーー!

 

龍だ。

龍だ!!!!

 

宮司さん「ここも1つの祈りの場だったのではないでしょうか。

 

学者の方からは、きっと目の位置に星があったんじゃないかと言われていますよ。今はもう当時とは位置が違うので、見れないですが。」

 

なんて、なんて神秘的なんでしょう。

龍を神とし、随所に信仰の跡がある。

そこにいた人の声が聞こえてくる気がする。

 

こんなワクワクするストーリーのある場所が宮崎にあるなんて。

 

1時間以上ご対応いただきましたが、めちゃくちゃあっという間でした!宮司さん、本当にありがとうございました!

 

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神話のふるさと、というキーワードを大事にしている宮崎県。きっともっと多くのストーリーが随所にあるはず。

みやざきの神話と伝承101:市町村関連項目一覧

 

そこをどう伝え、どう魅せるかによって、その場所はもっと輝けて、もっと人に愛される場所になる!

 

そんなヒントを得る時間でした。

 

さ〜〜〜〜宮崎でツアーしたいYOOOOOOOOー!