宮崎インバウンド隊!〜What brought you to Miyazaki?〜

宮崎を訪れた外国人に質問しまくって記録してます。

「遺書を書いた時点で、人生始まるんだよ」〜民泊のリアルを聴きに行ったら、人生のリアルを聞いた の巻〜

みなさーーーーーーん!

元気ですかぁあああああああああ!!!

 

更新頻度が少なすぎて、忘れられてるんじゃないか…

むしろAoiとAsuka不仲説で世間はもちきりになってるのでは!?

と妄想してます、Asukaです☻

 

これまで、宮崎を訪れる訪日外国人へインタビューを続けてきたわけですが、一定数の情報を得ることができ、今具体的な動き(ウェブ上の情報発信・翻訳・外国人受け入れ対応セミナー実施・国際交流イベントなど)に繋げられています。

 

また近日、宮崎でもインバウンドな動き(私達から見て)を活発にされている、スーパープレイヤーな皆さんも増えてきました!!!

 

ということで、そんなスーパープレイヤーさんにリアルな話聞きたくない!?となりまして…行ってきましたぞ!

 

高原町!!!!

 

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吉村司さんのもとへ!!!!

 

吉村さんとは…

説明しようっっっ!!!

 

・数多くの国からゲストが訪れている、ゲストハウスを2軒運営

(古民家一軒家&少人数用個室)

www.airbnb.jp

・民泊へ興味のある方向け民泊セミナー開催

高原町の情報サイト(日・英)作成

・みやざき情報まとめサイト作成・運営

miyazaki.fool.jp

・若草通りに挑戦したい大人のためのスタジオを開設。

ウェブやECについての勉強会を開催

miyazaki.top

・そして、自然農法の農家! 

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※菊芋を育ててらっしゃるらしい!!

 

 

これら以外にも、色々と他にも活動されていて。。。

こんなキュートな顔もできちゃう!

 

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兎にも角にも、素敵な方なのであります。

 

 実際の宮崎、しかも高原町での民泊ってどうなの!?

なんで始めたの?どういう理由で海外の人に選ばれているの?

管理維持は?ねえねえ、吉村サーン!!!!

と、聞きたいことをいーーーーーっぱい聞いてきました。

 

包み隠さず(マネーな部分まで)

フルオープンで話してくださいました。(´;ω;`)

 

最終的には人生の話にもなって、、、

吉村さんファンクラブ作りたい。

って二人でなりましたおん。

 

すごいおもろかったので、

ちょっと長文ですが、じっくり御覧ください。

 

ーーーー

 

家族のために始めた、民泊

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Aoi(最近身体絞ってて、美人オーラでまくりやっちゃが)『今日はお忙しいところ、本当にありがとうございます!ずーっと気になってました!

 

まずなんで民泊を始められたんですか?』

 

吉村さん「単純に自分や自分の家族、そして大切な人たちのために、高原町という土地で収益を作れるようにしたいって考えたんですよね。

高原町という田舎で、今あるものを使って、お金をかけずに自分たちだけでやれるのが、民泊なんじゃないかと。息子が県外にいるんですが、帰ってきたいって言って欲しいと思って。今、都会じゃないと意味がない〜!って言うんですよ。(T_T)とりあえずここで稼ぐ何かをつくらんとって感じなんです。

 

 

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あと、地域活性化のためにやってます!ってのも言ってないですね。補助金も一切使ってないです。民泊の動きが、結果的に地域までいけばいいよね〜っていうくらいのノリですね。基本的に、自分や自分の家族のためにやってるから、ストレスがないんじゃないですかね。(笑)

でも、地域のためにやってるってわけじゃないけど、結果的に勝手に潤っているっていう現状なんですよ。泊まってくださった方におすすめすれば、周りの飲食店やスーパーに行ってくれますからね。周辺の飲食店やスーパーの方には、こないだ来たよーありがとう!って声かけてもらってます。

 

民泊の家をリフォームするときに、周囲の人が手伝いきてくれたり。どうしても手が離せないときに、英語できない牛の農家さんに連絡して、家に見に行ってもらったり。遠くは宮崎から手伝いに来てくれる人もいる。地域活性化や地域のために、が第1ではないですが、コミュニティを強くすることにもこの場が寄与している気がしますね。

もちろん、利益がでてきたらみんなで食事会して、感謝の気持ちを伝えていますよ。」

 

 

インバウンド…それおいしいの?

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Asuka『自分の半径10メートルの人を大事にする・・・結果、じわじわと良い効果が地域に波及する。永続が見える、理想的なインバウンドの形です!』

 

吉村さん「実は正直、インバウンドっていうのがよくわからないんですよね。外国人か日本人かっていうくくりではなく、自分対世界の人っていうスタンスでやっているかな。でもそんな中で、人口や経済って考えたときに、海外の人が何十億って人を相手にすることになるから、圧倒的に優位なのが必然的に外国人の人達だっていう感じでしょうか。』

 

Aoi『民泊の運営上、意識していることはありますか?』

 

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こっち見てる吉村さん「何千万何百万とかけて運営はできないですが、おもてなしは負けないって思っています!実際に来てくれた人が、良いって思ってくれないと、次にはつながらないですしね。発信してもらえるように、出来る限りの対応をしています。

 

例えば、こないだフランスから泊まりに来たときには、裏庭で竹をとってきて、かっぽ酒を作って一緒に焼酎を飲んだりしましたよ。

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言語はできないので、コミュニケーションはジェスチャー&アプリで。楽しかったですね。」

 

他にも、宿泊所の中には随所に細やかな気遣いが♥

 

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▲古民家の一角には、日本の漫画を集めたエリア。日本文化に触れることができる

f:id:miyazakiiinbound01:20190528172407j:plain▲古民家のお風呂など随所に細やかな説明

f:id:miyazakiiinbound01:20190529133133j:plain▲お風呂には、吉村さんの描いた霧島が。日本の銭湯を彷彿させる演出

 

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▲カメラを設置して、すぐ出入りがわかるようにしている

 

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▲囲炉裏では、日本の古き良き文化を見ることができ、ここでバーベキューも楽しむこともできる

 

 

吉村さん「あと、SNSで話題になっている #高原町のトトロ 知ってますか?

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(下半身も引き締まってきた、Aoiと#高原町のトトロ)

おじいちゃんが孫のために作った、トトロのオブジェなんですが、これが今ここを目当てに海外からも人が集まっていて。高原町を個々が発信してくれることで、民泊の周知にもつながっているように感じます。

 

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プラットフォームを使っての発信も大事ですが、何かそこを求めて人が訪れる…そんなアイコンになるものがあるというのも、知ってもらう上で大事になってくるんじゃないでしょうか。

 

ちなみに高原町は、南九州の真ん中!それを理由にいらっしゃる海外の方が、半分なんですよ。ここを拠点に、様々なエリアに足を伸ばしているんですね。」

 

 

Aoi&Asuka『おー!確かに!!!!(顔見合わせて)』

 

 

きっとどこでもできる!英語力ゼロでも無問題

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Aoi『やっぱり、海外の方と日本人のエリアの捉え方や旅の仕方は全然違いますね。

今されていらっしゃる、人の巻き込み、そして民泊事業そのものは、高原町の規模感だからやれるのでしょうか?他の地域でもやれると思いますか?

語学力が大事だと感じる人も多いですが、実際受け入れてみてどうでしょうか。』

 

吉村さん「いや、どこでもできると思います。たまたま今回は高原町だっただけ。例えば、宮崎市だとしても、そこなりの戦略ができると思いますよ。あとは語学ですが、ここも関係ない!前にも述べたように、ボディランゲージと翻訳機をちょーっと活用すればコミュニケーションは容易にとれます

あ、そいえば、どれくらい儲けがでているか〜とか見ます?」

 

 

Asuka『え!そんなとこまで…いいんですか??見ます、、、もちろん。

ほぉ〜〜〜〜〜〜。。。この宿泊料プラスで1人500円ずついただいている、この掃除っていうのは?

 

あ、あとこれはオーナーさんでしょうか?売上の%でバックされてるんですね。』

 

吉村さん「そうですね。掃除は、掃除のスタッフを近所の方にやりたい人ー!って希望をとって頼んでいるんです。時間で換算すると結構良い給与になりますし、みんな喜んで受けてくださいます。オーナーさんにも家賃にプラスで売上分を%でバックしてますよ!みなさんが喜んで受け入れてくれる環境を作るのに大事なことですね。

 

それから、、、」

 

Asuka『わ〜〜〜〜!あとはもう民泊セミナーに来てくださいって書いときます!!!笑』

 

他にも始める上でのコツも詳しく色々話してくださったんですが・・・

ブログを御覧の皆さんは、ぜひ吉村さん主催の民泊セミナーで聞いちゃってください♥

www.facebook.com

※こちらは過去のものです!今後は、吉村さんのFacebookをチェックチェック!☻

 

吉村さんの人生論。君は遺書を書いたことがあるか、、、

 

Asuka『なんかこうやってお話伺ってると、吉村さんのコミュ力の高さや人間力に驚かされるんですけど…何が今のご自身を作ってるんだと思いますか?』

 

吉村さん「地獄をみたからじゃないですかね。20代の頃、バイト7つ掛け持ちしても返せないくらいの借金作っちゃったり。人を人と思わず、裏切られても全然平気だって思ってた時期もありましたし、会社倒産させたこともありました。今思うと、誰かに刺されてもおかしくなかったなって思います。

 

 

きっと本当の人生は、遺書を書いた時点で始まるって思うんです。遺書を書くということは、死を覚悟するということ。人生が永遠でないって思い知るんです。そこから私は、明日死ぬかもしれないから、即行動しようって動けるようになりましたね。リスクがあっても、それはありがたいことだって思えるようになりました。

 

本当に壮絶な人生を送ってきたので、生き方やお金の面で悩んでいるって人がいれば全力でサポートしたいって思っています。インターネットに情報は溢れているようで、実はリアルな情報を得ている人は少ない。実際に会って初めて得ることができることも多いですよね。

 

私はそんなリアルな人と人の付き合いを民泊でも人生でも、大事にしていますよ。」

 

 

 

じーーーーーん。

吉村さん、偉大。

 

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▲民泊個人用宿泊所からみえる景色

 

この山のように、偉大。

ちなみに実際はもっともっと具体的に壮絶な人生の詳細を伺いました。

 

 

山あり谷あり。色んな経験をお持ちだからこそ今、自分や家族、そして周りの大事な人を大事にできる・・・そんな生き方ができるのかもしれません。

 

民泊から人生まで、濃い〜〜〜〜〜〜ぃ話を伺えた時間でした。

 

吉村さん、ありがとうございました!!!!

 

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