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What brought you to Miyazaki?

宮崎を訪れた外国人に質問しまくって記録してます。

<海外現地インバウンドレポ>ラオス 古都ルアンパバーン編 ~桃源郷はここにあり~

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ສະບາຍດີ!!(こんにちは)

 

毎度おなじみ、宮崎インバウンド隊のAoiです。


実は今年に入ってすぐの1月末、夫と東南アジアのラオス人民民主共和国へ行って参り

ました。5カ国に囲まれど真ん中に位置しており、海の無い内陸の国ですね。

 

 

実は私、ラオスの現地企業で働いていたことがあるんです。

 

 

 

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ピーマイ・ラオ(ラオス旧正月)のバーシーという儀式 

 

きっかけは、19歳の時の初渡航先で「住める」と思ったから。そして時を経て社会人になり、ASEANでもLDC(後進開発途上国)三国の一つでもあり、海外企業の進出・誘致が盛んである(と言われている)ラオスに行くなら今だ!」

 

 

と、思ったからなんです。2015年に、AEC(ASEAN共同体。EUみたいな感じの、モノ・ヒト・サービスの自由化による域内経済化活性をはかるもの)が設立されるというタイミングで行かねば!と思ったのもあります。

 

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 最高に美味いビエンチャン(首都)のミー・コープ(あんかけかた焼きそば)


ラオスってどこ?」

 

「いったい何があるの?」

 

「聞いたこと無い。え、LA(ロス)?

 

 

耳にタコができるほど言われ続けたこれらのセリフ。実はラオスルアンパバーンという世界遺産都市をもち、バックパッカーが溢れかえる観光地とでもあるのです。

2015年には、またもや英国の旅行雑誌Wanderlustの旅行者投票で「最高の都市」としてトラベルアワードNo.1に輝くという数度目の快挙を達成しました。都市部門でルアンパバーンを見ないことがあるのか?と言うくらい人気です。

参考URL:Laos: Luang Prabang and beyond | Destinations | Wanderlust

 

 

 

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今回、宮崎インバウンド隊の一員として、旅人目線で改めてラオスを見た結果をシェアさせていただきたいと思います。

 

 

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すべて語るとラオスブログになってしまいますので、「インバウンド対応はどんな感じ?」に焦点を絞りお送りしたいと思います。

 


ラオスDEインバウンド!①多言語化?え、アタリマエじゃないの?

 

 

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こちら、メコン川沿いの寝そべりカフェUTOPIA

 

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 特別出演:Kenshiro


メコン川を眺め、木々のざわめきを感じながら、ごろりと寝そべってビールでも飲みながらぼんやりするのが最の高、なまさにUTOPIA(=桃源郷)な場所です。

 

 

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メニューは当然のごとく英語。ベジタリアンにも配慮された作りになっています。これなら安心してオーダーできますね。
朝イチで行ったら、キャッキャとはしゃぐ韓国人ギャル3人組と穏やかで素敵なヨーロピアン(多分)夫婦くらいしかおらず、大変のんびりすることができました。

 

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夕方もう一度行ってみたら、この川沿いの席は超満席。旅人の 憩いの場となっています。

 


多言語アタリマエ~の例、パート2。

 

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乾季にのみ架けられるこの橋、渡ってみようぜ!と行ってみたところ……

 

 

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この橋が、雨季を除いて6ヶ月間しか出現しない理由が、英語とフランス語でもしっかり書かれています。通行料5000キープ(約70円※2017年3月6日時点)の行方は、「橋の維持費」「この橋をつくってくれたラオス人家族への微々たるお給料」なんだそうで。旅人もふむ、と納得して渡れます。最後の、「ありがとう、ルアンパバーンを楽しんで」の一文も良いですね。

 

 

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めちゃめちゃギイギイいいます。川の流れは意外とはやい


日本だったらここまで詳しくちゃんと背景まで書くかな?と思ってしまいました。

 


シギシきしむ橋にヒェー!超楽しい!!となりつつ到着したら

 

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鳥の親子や猫が出迎えてくれました。

 

 

 

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「日常」を感じる、穏やかな空気。ラオスだなぁ、と感じるひとときでした。

 


多言語アタリマエ~、パート3!

 

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こちらの川沿いの素敵なカフェ。かなりロケーションの素敵な場所なんですが、

 

 

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何と4言語にわたり、「この場所に敬意を払って、静けさや自然の音をお楽しみください。大声で話したり、携帯電話を使わないでください」というような丁寧な注意書き。

 

 

カフェ側の意図もこれなら伝わりやすい。何を楽しんでほしいのか、なにはやってほしくないのか。いろんな旅人が来る中でWin-Winの関係を心地よく実現させるための、これぞオモテナシじゃないの?と思いました。書き方も柔らかく丁寧なこちらのカフェ。多言語対応の本領発揮です。

 

 

 

ラオスDEインバウンド!②Wi-Fi?普通に飛んでるよ~


今回、スマホを持っているとどうしてもfacebookやLINEやメールが気になってしまってソワソワするのが目に見えていたため、現地SIMを買わないと決めてラオス入りしました。

 

そこで重要になってくるのが、そう、Wi-Fi

 

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初日の宿@ビエンチャンラオスの首都。ルアンパバーンではありません

 


アタリマエのように飛んでます。一発目に宿泊したこちらのラオス首都・ビエンチャンのお宿、Wi-Fiのスピードが爆速すぎて、初海外の夫のハードルを一気に引き上げてしまい、その後慣れるまで少し大変だったようです。笑 (「めっちゃ速いやん、うちと変わらんやん」と興奮していました)

※注:場所によりけりですが、ラオスのインターネット事情、遅いところはものすごく遅いです。雨季になるとネットが繋がりづらい…なぜなら雨季だから…という現象も発生しがち。ただ、ここの宿は信じられないくらい速く安定していました。

 

 

 

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天気が良ければ外で朝ごはん。濃い緑、きれいな庭、ゆったりとした時間、贅沢。

 

 

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こちらはルアンパバーンで外国人観光客に大人気のレストランCOCONUT GARDENWi-Fiパスワードの紙。「Wi-Fiミーボー?(Wi-Fiはありますか?)」と尋ねると、店員さんが持ってきてくれます。
たまに繋がらなかったり("Sorry madam, Wi-Fi is not working now..."と謝られたりする)遅かったりするけれど、ともあれ準備はできているのです。

SIMが手軽に買える様になったとは言え、やはりWi-Fiの準備は必須です。

 

 

ラオスDEインバウンド!③ここでしか、あなたとしか、経験できないことを。



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ゲストハウス裏の朝市の様子

 

今回、ガイド付きツアーをどうしても経験してみたくて、H.I.Sさんに飛び込みました。こちらのワガママな要望をしっかり聞いてくれて、丁寧に対応してくれたスタッフさん。

 数パターン提示された後、湖にも行きたい…でもメコン川クルージングも良い…うーーん・・・

 


夫「…クルージングがいい」

 

 


ラオスの夫、「メコン川クルーズ、帰りは船上ランチ」のシチュエーションにグッときた様で、半日ツアーを選択しました。旅程は下記の通り。

 

 


クルージング出発→バーン・サンハイ(酒造りの村)観光→パーク・ウー洞窟観光→帰路の船上でランチ

 

 

 

ラオス人の日本語ガイド付き。送迎付きなので、ゲストハウスまでお迎えに来てくれました。ガイドさんは、モン族というラオス少数民族出身のYさん。笑顔が素敵な元気なガイドさんです。

 

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船はこんな感じ。お茶か珈琲が9:00~11:00まで無料。

 

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私達だけではなく、他のツアー会社経由で申し込んできた同乗者の旅人たち。日本人はどうやら我々のみ。

 

 

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え、ヤギ?

 

 

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スンッ…

 


「ヤギは水が大嫌いですよ~」と補足してくれるYさん。まな板の上の鯉ならぬ、船の上のヤギ…。ぴくりとも動いてませんでした。

 

 

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ここぞとばかりに、ラオスのインバウンド事情について質問しまくるAoi。

 

下記のようなことがわかりました。


ラオスでは通訳ガイドの資格取得は難関で、一度取ったら終わりではなく更新必須。
ただ観光ガイドが出来るだけではなく、「ASEANとは?」「ラオスの伝統的な踊りのこのポーズは何を表現している?」「人工呼吸や救助方法は?」etc...文化・歴史から実務まですべてを網羅していなくてはならない。


・日本からの観光客は割と多い。最近ではイタリア語を喋れるラオス人は重宝されている。

 

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 川べりで遊ぶ子どもたち


話の中で、モン族の風習についても教えてくれました。精霊信仰のことや、結婚観など、聞けば聞くほどえー!と興味深い話ばかり。現地ガイドさんとのやり取りで、一番楽しいのはココ。その土地ならではの話を現地の人と交流しつつ聴けるのが、旅の醍醐味。

 

 

まずはバーン・サンハイ村。お酒造りの村、と呼ばれています。
お酒を作っている世帯はどんどん減っていっており、今では10件位しかないとのこと。

男性が力仕事をしている間に、待機している女性も何かやろうということで、織物を作っていたり販売しているのも同時に見ることができます。

 

 

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こんな感じでズラリ。ラオラオと呼ばれるラオス焼酎が並びます。試飲もできちゃう。

 

 

 

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どうやって作るのか、というのももちろん英語で説明が。ラオスのお酒は各家庭で味が違ったりするのですが、平気で40度くらい軽く越えますので、飲めや歌えやの現地の宴会では特に注意が必要です。

 

 

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こちらは試飲も有料のお酒。ガイドさんがいないと、完全にスルーしてただろうな…。象の局部(!)が漬け込んであるものや、サソリetc...。

滋養強壮にバツグンに良さそうなお酒が並んでおりました。地元からしたら普通のお酒なんでしょうが、旅人としては興味津々。こういうのがウケるんだよな~。

 

 

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お次はいよいよパーク・ウー洞窟。

 

 

 

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パーク・ウー洞窟

 


いろんなブッダが居るけど、意味があるの?という質問にも完璧に回答してくれるYさん。

 

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曜日ごとに、どんな意味があるのか表現されているとのこと。

例えば、手を上げてまぁまぁ、としているようにみえるブッダは「月曜日、諍いを止める」ブッダ
ラオス人の名前には、生まれた曜日の言葉が入ってたりもします。

 

 

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洞窟の上から見える景色…落っこちそうでちょっとドキドキしつつ。

 

 

 

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  上の方にも道があります。結構な距離の階段をひたすら登る、登る

 

 

 

ひとしきり歩いたら、あっという間に帰る時間。

 お腹もぺこぺこ。ラオス料理、メコン川の上でいただきま~す!

 

 

 

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カイ・ペーンと呼ばれるルアンパバーンの海苔と、サイ・ウアというルアンパバーンのソーセージ。できたてが美味しいんです。「ビアラオ(ラオスのビール)頼む?どうする?」と話し合いが…完全におつまみの味。

 ※お詫び※データの破損及び当時の空腹により、メインディッシュの「ラープ」の写真が掲載出来ないことを深くお詫び申し上げます。サラダと鶏or牛or豚orアヒルor魚を和えたサラダで、最高にご飯が進みます。 

 

 

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う~ん、、満足。

 

 

 

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 記念に1枚パチリ★ラオスの挨拶のポーズです。

 

 

◆ほかでも無いここで、あなたと。原石を磨くということ

ルアンパバンのこの通り、どこもかしこもツアー会社なんです。

飛び込みOK、どんな旅をお好みで?とヒヤリングを行いながら提案してくれます。基本的には英語メインですが、日本語話者スタッフ在籍のところも。

 

元は、メコン川だって変哲のない「川」だったはずなんです。托鉢をするお坊さんたちだって、「いつもの」日常を送っているだけ。

それらを磨き上げ、ツアーコンテンツとして昇華しているからこそ今がある、ということを改めて感じました。

 

 


ラオスDEインバウンド!④やっぱり基本は…

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笑顔でしょ(^▽^)

 

 

写真は、ルアンパバンで宿泊したラオルロッジのフロントのお兄さん。

 

 

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どんな質問や要望にもとにかく笑顔で一旦聞いていました。
ラオスの公用言語はラオス語ですのが、ここルアンパバーンに来る旅人は、もちろんラオス語が分からない人がほとんどです。
英語でコミュニケーションとれないと商売になりません。

 

 

「発音下手だし、間違うと恥ずかしいしィ…(モジモジ)」とかやってる場合じゃないのです。

 

 

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僧侶による早朝の托鉢は、アイドルの出待ちさながらに観光客がズラリ。フラッシュは絶対にたいてはいけません

 


ランドリーサービスはいくらから?とか、早朝托鉢のイチオシポイントはどこ?とか、そういった質問にもしっかり応えてくれました。with 笑顔。
フランス人と思しき妙齢のご夫婦が一生懸命質問しているのにも、丁寧に対応していました。

 

 

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フランス語なので細かい部分はわかりませんが、恐らく「素晴らしいサービス」についてのTripadvisorからの認定証のようです

 

多少の不便はありつつも、笑顔とまた来てね、の一言で、次に繋がっていくものを感じました。

 

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◆レポまとめ◆

■その弾ける笑顔は、誰に向けたものか?


日本…特に宮崎に帰ってきて、対日本人のお客様だと弾けるような笑顔で接客していたのに、相手が外国人になった途端に引きつる笑顔、泳ぐ視線、曖昧なリアクションで逃げ腰の方を死ぬほど見てきました。

 

そのたびに、お互いわかり合おうとする土俵から降りちゃダメだな、と強く感じます。

 

 

「わからないから、マナーが悪いから」

 

「言葉も通じない、なんか怖い」

 

見えない自分自身にかかったブロックが、態度に出ていることも往々にしてあるのではないか。


私も、外国籍の友人に「日本人は、フレンドリーに心の扉を開けているように見えて、奥の部屋までは絶対に入れてくれない、よく分からなさがある」と指摘されたことがあり、ドキッとした瞬間があります。

 

 

文化的背景の違いはもちろんがあると知りつつ、その上でどういったコミュニケーションを取っていくかという心構えひとつだと思うのです。選択権はいつだって自分にある。

 


あなたの目の前にいるその訪日外国人観光客が、

 

「何かを求めて時間とお金を遣って、そこに来ているということ」

 

「わたしたちにとって、唯一無二の"ココ"に来てくれたゲストであるということ」

 

という【事実】としてまず向き合えたら、意識も対応も変わってくるのではないかなぁ、と。


「今」街にやってくる旅人たちをだいじにする=「未来」の自分たちを、街をだいじにする 


多種多様な人々が行き交うルアンパバンの風景を眺めて、そう感じました。

 

 

そのためのバックアップを、わたしたちインバウンド隊ができれば!と思いながら、これからも発信し続けていきます☆

 

 

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 ラオスに興味のある方、ぜひAoiとお話しましょう♡

※本記事の情報は2017年1月時点のものです。渡航前は最新情報のものをご確認ください☆