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What brought you to Miyazaki?

宮崎を訪れた外国人に質問しまくって記録してます。

持ち物は地図と笑顔、THE・ヒッチハイカー!!バカンスの国、フランスのラフィーさん

こんにちは!桜の開花時期に雨、あめ、AME。お花見時期のツンデレな天気にちょっと「おこ」なAoiです。春の桜、日本のインバウンドのキーになってますよね。

 

今回はフランス・アヌシーからお越しの旅人さんへ突撃インタビュー!
何と2回目の宮崎訪問ということで、根掘り葉掘り聞いてきました!

 


-2回目の宮崎訪問ということで、再びようこそ!自己紹介をお願いします。


フランスのannecy(アヌシー)から来ました、BARET RAPHAËLです。ニックネームはラフィーです。パティシエの資格を持ってて、まだまだ考え中ですが、夢は日本でお店を開くことです。

 

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 Coming館オーナー戸越さんのお母様と、収穫のお手伝いをしたそうです

 


-今回の旅のルートはどんな感じで来てくれたんですか?


フランスからバスでジュネーブに移動、そこから飛行機。フランス→ジュネーブカタール→羽田→宮崎→神戸→ニュージーランド、ですね。skyscannerで、片道450ユーロだったよ。

 


-日本円で約5万円…!お得!バスでジュネーブまで行ける距離なんだね!?

うん、50kmくらいだからね。アヌシーはスイスの近くで、山がたくさんある5万人くらいの街。国内外の観光客がたくさん来るよ。

 


-そうなのかぁ。日本へは結構来てる?


実は日本に来たのは3回目で。初来日は2008年、高校卒業後すぐですね。友人がおじさんに会いに行くのに一緒に行った感じで、2週間ほど旅をしました。その時は、東京、大阪、兵庫、奈良を回ったよ。

 


-10年近く前から来てくれてたんだ~。

そうですね。ぼくはアニメと漫画がすごく好きで。「君の名は。」最高だった!!!大学2年生の時に、9ヶ月間、甲南大学に留学をしました。その後3ヶ月間、日本を旅しましたね。

 

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 キリリ

 


-その時に宮崎にも来てくれた感じ?


そうそう。6月~8月まで旅してたんだけど、3ヶ月間のうち、だいたい2ヶ月は宮崎のComing館にステイしてたよ。その時のルートは沖縄(2週間)→鹿児島市(2日)→鹿児島の桜島(2日)→鹿屋(4日)→青島(1日)→宮崎市(2ヶ月)→大阪(2日)→帰国、って流れかな。


ちなみに、沖縄では2週間、ヒッチハイクとテント生活。桜島宮崎市に到達するまでもぜーんぶヒッチハイクだったよ。


桜島では、偶然であった人にゲストハウス案内してもらって、鹿屋ではアーティストのおじちゃんのお家に4日間泊めてもらいました。「やねだん」っていう名前を覚えてる。

 

ヒッチハイクめっちゃ楽しそう。鹿児島や青島では観光とかもしたの?


その時期は梅雨だったから大雨で、ゆっくりできなかったんだよね。梅雨の時期はちょっと大変だよね!青島神社には行ったよ。


-ああ、ドンピシャ梅雨の時期だものね…。ところで、Coming館に宿泊するのは2回目との事だけど、どんな経緯で辿り着いたの?


平和台公園を散歩してた時に出逢った女性の方がとても親切で、Coming館まで連れてきてくれたんだよ。もうすっごく気に入っちゃって、2ヶ月間滞在しちゃった。


-えー!まさかのご案内…!


そうそう。いやー、すっごく居心地がよくて。Coming館の住人もみんないい人たちばっかりだし。宮崎って人がすごく良いよね。のんびりしてて、適当(=てげてげ)な感じ。その時は、住人の2人と3人て、「庭の草取り選手権」やって、僕が優勝してラーメンをご馳走してもらった。実は今回も草取りやったんだよ。

 

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ご飯の後の書道タイム

 

-めっちゃ褒めてくれて嬉しい~!今回の草取りも自発的に自然にやるなんて、ほんとにComing館に帰ってくる、って感じなんだね。逆に宮崎でうーん、って思うことはある?

 

 

うーん・・・。(Aoi注:ここでかなり考えてました)特に無いかなー。強いて言えば、僕は通信を全部フリーWi-Fi使ってやってるから、それがないと困る。日本語もボキャブラリがあまりないから、時々コミュニケーションも困る時もあるけど、分かんない時は「オススメはなんですか?」って聞くから大丈夫!
基本的に歩くから、バスや電車も使わないしね。


この前、書家の黒蛇君と着物に雪駄で歩いてイオンモール宮崎まで行って、帰りはヒッチハイクで帰ってきたよ。

 

 

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特別出演:書家の黒蛇さん


-かなり目立っただろうね!(笑)ヒッチハイクで帰ってくるてなかなか聞いたことないわ。なるほどね~。ガイドブックとか見たりする?

 

見ないね。WEBも見ない。空港についたら、僕はまず地図をもらう。そこから考える感じかな。赴くままに~って感じ!

 


-おお、これぞ旅人・・・!SNSとかTVとかはどんなの見たり使ったりするの?


フランスでは、NOLIFEっていう日本文化についての番組が400チャンネルくらいあるものがあるんだけど、それは観るね。Japan in Motionっていう日本の情報発信番組もあるんだよ。

あとよく使うのは、facebookpinterestinstagram、snapchatとかかな。twitterはあんまり使わないね。

 

-なるほどね~!


僕は、ノープランな旅が好き。あと、宮崎のComing館が本当に大好き。Coming館なくなったら、宮崎来ないかも、って言うくらい。笑

 

-そこまで愛されるゲストハウス、凄いなぁ…。もはや「家」みたいな感じなんだね。
今回は3週間弱滞在ということで、のんびりゆったり宮崎を楽しんでね!一言、フランス語と日本語でメッセージをお願いします!

 

youtu.be

 

youtu.be


◆Aoi所感
幸運にもお会い出来た、フランスからのロングステイ(長期滞在)の旅人さん。まさにバカンスを満喫する感じの、風の吹くままにゆったりした旅の行程が印象的です。

歴史的にみても、フランスは長期休暇を本当に大切にしてきた、休暇先進国。

◎フランスの取組・施策
 数週間にも渡る長期休暇と言うと、日本ではあまり馴染みがありませんが、フランスでは、労働者の権利として毎年長期休暇が付与されています。フランスは休暇先進国であり、既に1930年代には全ての労働者が毎年連続2週間の有給休暇を付与される、通称「バカンス法(正式名称:マティニョン法)」と呼ばれる法律が定められていました。それ以後、有給休暇の付与日数は時代を追うごとに増え、1982年に現在の水準である年5週間の有給休暇が付与されるよう定められました。

参考:http://wwwa.cao.go.jp/wlb/e-mailmagazine/backnumber/010/index.html

 

現在、年間の法定有給休暇は1年のうち5週間。これだけあれば、セカセカ慌てず急がず、休暇明けのしんどさを妄想せず、本当にリフレッシュできるよね…。自分も家族も大事にする、だから日々を楽しく生きられる。


中途半端なプレミアムフライデーを導入するくらいなら、本気で長期休暇に関する法律を制定してくれ、と切に願います。疲れきった脳からは楽しい発想も生まれない。


今回のインタビューの中で、宮崎インバウンドに必要だと感じたのは、


1.長期滞在するのに居心地の良い環境づくり 
2.私達日本人の余暇への意識改革 

 

の2点。


居心地の良い環境を提供されているComing館のようなスポットが、もっと宮崎に増え、旅人が長くいるために必要なものが手に入る環境があれば…。ぼーっと読書でもしながら時間の流れを感じられる、都心のような大混雑とは無縁の宮崎、ポテンシャル高いじゃん!バカンスにぴったりでは?


そして、日本にも有給休暇が付与されるとは言え、小刻みにとる人の方がが多いと思います。まるっと2週間あったとしても、本当にそれで心底リフレッシュできてるのかどうか?逆に旅行行って疲れてないか?「旅」に対する考え方や基準を、視点を変えて眺めてみる必要があります。


日常を手放し、頭空っぽにして自分を取り戻せる、そんな旅先としての宮崎。自分たちの知ってる地元だけが宮崎じゃない、ということを知ることのできたインタビューでした。ラフィーさん、Je vous remercie beaucoup!